歴史能力検定2級日本史受験記
さて、一昨年の3級日本史、昨年の3級世界史に続いて、今度は、2級日本史を受けてきたので、そのときの模様を少々。
過去2回は、共に7月の受検であったが、歴検は、今年度(平成25年度)から年1回12月だけの実施になってしまったので、初めての12月受検とあいなった。まぁ、7月の時点では勉強が間に合わなかった気もするが。
今回の会場も、過去2回と同様、横浜駅東口からほど近い崎陽軒ヨコハマジャスト1号館の貸し会議室であった。
今回の時間割では、2級日本史は、3級世界史と共に、朝一の枠となっており、10時から試験開始ということで、自分的にはかなりの早起きが必要となった(汗)。
で、会場に着いたのは、試験開始30分位前だったであろうか(受験規程上は、開始15分前までに受験会場に入室することが必要)。昨年同様、会場となる会議室に入るときに、受験票をチェックされ、入室後は、係員の指示に従って指示された席に着く。横浜会場では、同じ時間帯の級は、同じ会場を共用しており、2級日本史の受検者は手前側、3級世界史の受検者は奥側に、来た順番に座らされるようになっていた。
また、会場には、二人がけの机が四列分用意されており、受検者は、来た順に、各列に二人ずつ座るように指示されていた。自分が会場に入った時点では、2級日本史は、二列目の後半あたりまで、3級世界史は、一列目の半分程度までが埋まるような状態だったであろうか。最終的には、2級日本史は、3列目の半分程度、3級世界史は、一列目の後半あたりまでといった感じで、やはり、3級世界史に比較して、2級日本史の受検者数の方がかなり多かったようだ。
さて、試験開始時刻が近づくと、まず、解答用紙が配られ、更に、問題用紙が配られた。隣のおじさんは(自分もおじさんだけど)、解答用紙が配られると、すぐさま、必要事項を書き始めたようであったが、自分は、なんか指示があるだろうと、そのまま待っていた。しばらくして、なにげなく問題用紙の表紙の注意書きを見ると、「試験開始前に、本問題の裏面を参考にして、解答用紙に必要事項を記入し、記載されている事項に誤りがないか確認してください。」と記載されているではありませんか。で、遅ればせながら、必要事項を書き始めると、間もなく試験開始の合図が(汗)。歴検の試験時間は50分であり、問題文が結構ボリュームがあったりすることがあるので、時間的に余裕はないのだが、初歩的なミスで貴重な時間をロスしてしまった。
日本史2級の問題形式は、日本史3級と同様に、各10問の問題からなる大問が5つあり、全50問となる。5つの大問の構成も、これまた日本史3級と同様に、原始・古代から1問、中世から1問、近世から1問、近・現代から2問ということが多いようで、今回もそのような構成であった。
一方、両者の違いとしては、日本史3級の問題は、すべて多肢選択式(4択)であるのに対して、日本史2級では、各大問に一つずつ、記述問題が含まれている。記述問題といっても、単に、人名や事物の名称等を書かせるだけではあるが。ちなみに、今回の記述問題で問われたのは、「楽浪郡」、「光明天皇」、「繭」、「伊東巳代治」、「特需」であり、自分が(多分)正解できたのは、「繭」と「特需」だけであった(汗)。「繭」は、あぶなかったが、漢検2級を受検した際に勉強していたので、なんとか絞り出すことができた。しかし、歴史の問題で、「繭」を書かせるのもどうかとは思うが。
試験開始後は、時間が足らなくならないようにペース配分(大問1問あたり10分を目安)に気をつけつつ、全体的に、巻き気味で問題を解いていき、とりあえず、多少の時間を残して最後までたどり着くことができた。歴検の多肢選択式問題の解答は、マークするのではなく、単に、該当する番号を○に囲むだけで済むので、この点は楽である。
で、残った時間は、○を付けた位置が間違っていないかについて見直し。間違いはないだろうと思いきや、一つ間違えを発見して、慌てて修正。
また、歴検の2級(及び1級)では、受験票(から切り離し可能な写真票)に写真の貼付が必要で、試験中は、身分証明書と共に、受験票と写真票とを切り離した状態で机の上に置いておく必要があるのだが、写真票は、試験終了時刻が近づいた頃に回収されていた。
そうこうするうちに、試験終了。解答用紙の回収・確認が済むと、すぐに、解答・解説の用紙が配られる。その場ですぐに答えあわせをしようかとも思ったが、すぐに次の枠のための準備が始まりそうな感じがしたので、とりあえず会場となった会議室を出ることに。
会議室の外では、例年通り、山川出版社が、問題集等の関連書籍を2割引で販売していた。合格の確信は持てていなかったが、まったくの無駄にはならんだろうということで、とりあえず、1級の問題集を購入。
で、帰宅後、自己採点をしてみると、35/50という結果に。歴検の合格の目安は、正解率6割(30/50)とされているので、なんとか大丈夫か。あとは、実際の結果が、自己採点通りとなっていることを祈るばかりである。
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